LOGIN「また行きたいな、あのカフェ」
悠真が、何気なく言うと、ひよりの声が、少しだけ真剣なトーンになった。
「うん! 私も! それでね、悠真くん」
ひよりは、一度言葉を切ると、小さく息を吸い込む音がした。まるで、何かを決意したかのように。
「あのね……その、また、二人で……一緒に、どこか行きたいな、って……」
ひよりの声は、少しずつ小さくなり、最後はほとんど囁き声のようになった。だが、その言葉には、今日のデートの終わりに彼女が見せた、あの小さな勇気が宿っていた。
「今度は、どこ行こうか?」
ひよりが、少しだけ声を弾ませて、尋ねてきた。その言葉を聞いた瞬間、悠真の心臓は、耳元で雷鳴のように轟いた。
(え!? 今度!? また二人で……デートじゃん!)
悠真の胸には、喜びが爆発したかのように広がった。ひよりからの、確かな誘い。断る理由など、どこにもない。いや、むしろ、彼が最も望んでいたことだ。電話の向こうで、ひよりが彼の返事を、息を潜めて待っているのが分かった。
「っ、うん! 行こう! どこでも行こう! ひよりが行きたいところ、どこでも付き合うよ!」
悠真は、喜びのあまり、思わず大声になってしまった。彼の声が電話の向こうに届いた途端、ひよりが「やったー!」と、本当に嬉しそうに声を上げた。その無邪気な喜びの声が、悠真の心を満たしていく。
「ふふ、じゃあ、今度のお店、私が見つけておくね! また電話するから!」
「ああ! 楽しみにしてる!」
電話を切った後も、悠真はしばらくの間、スマートフォンを握りしめたまま、その場に呆然と寝転がっていた。ひよりが、自分から次のデートに誘ってくれた。その事実が、悠真の全身を幸福感で満たし、この夏の夜を、忘れられないものに変えていった。
♢夏の夜、予感の始まりうだるような夏休みが始まった。両親から久しぶりの長期休暇で旅行に行かないかと誘われた悠真は、一瞬迷ったものの、すぐに断りの言葉を口にした。
「ごめん、ちょっと予定があるから」
友人たちと過ごす時間が、今は何よりも大切に思えたのだ。両親は少し残念そうだったが、すぐに理解を示してくれた。
両親が旅行に出かけたその夜、悠真の家では、ひより、まどか、そして煌を交えたささやかなお泊まり会が開催されることになった。広々としたリビングには、普段は静かな悠真の家に似合わない賑やかな笑い声が響き渡る。まどかが持ち寄ったお菓子を広げ、ひよりが楽しそうにイラストの話をする。煌は得意のトークで場を盛り上げ、悠真はそんな友人たちの姿を、どこか温かい気持ちで見つめていた。
日付が変わる頃、煌が「とっておきのものがあるんだぜ」とニヤリと笑い、こっそり買ってきたという数本の瓶を取り出した。それは、煌がどこからか手に入れたらしい、見るからに怪しげな酒だった。
「え、これ……お酒?」
ひよりが戸惑ったように呟き、まどかも眉をひそめる。悠真もさすがに引いたが、煌は涼しい顔で「大丈夫だって!カクテルみたいに飲みやすくしてやるからさ」と、冷蔵庫からジュースを取り出し、手際よく混ぜ始めた。
その際、煌はひよりにだけ、他の誰よりも甘い視線を送り、グラスを差し出した。グラスからは甘い果実の香りが立ち上る。好奇心に抗えず、一口、また一口と、皆がその甘い誘惑に身を委ねていった。
夜が更け、アルコールの酔いがじんわりと身体を巡り始める。煌はソファにぐったりと凭れかかり、まどかはテーブルに突っ伏して寝息を立てていた。悠真もまた、微かな倦怠感に包まれながら、ぼんやりと天井を見上げていた。
煌は酔い潰れた仲間たちをちらりと見やると、その表情に微かな満足の色を浮かべた。
その中で、ひよりだけが、まだ意識を保っているようだった。彼女がふわりと身を起こし、潤んだ瞳で悠真を見つめた。
「悠真くん……私、ベッドで寝たいな。悠真くんの匂いがする場所で眠りたいの」
その言葉に、悠真の心臓が小さく跳ねる。ひよりの無邪気な言葉は、彼にとって何よりの甘美な響きだった。
「あ……俺のベッドで良ければ」
そう言うと、ひよりはパッと顔を輝かせ、嬉しそうに微笑んだ。その無垢な笑顔に、悠真の胸は締め付けられるような甘い痛みを感じた。
悠真はひよりを自分の部屋へと案内した。清潔に整えられた部屋の奥に置かれたベッドに、ひよりはそっと身を横たえる。ふわりと広がる栗色の髪が、枕に吸い込まれていく。
「悠真くん……そばで寝てくれる?」
ひよりの声は、アルコールのせいか、いつもよりも甘く、そしてどこか幼い響きを帯びていた。潤んだ瞳が、不安げに悠真を見つめる。その仕草に、悠真の胸はきゅんと締め付けられた。悠真は一瞬戸惑ったが、ひよりの純粋な眼差しに、邪な感情を抱くことなどできなかった。
「うん、わかった」
悠真はそう答えると、部屋の隅にあった一人掛けのソファに身体を沈めた。ひよりの規則正しい寝息が聞こえ始める頃、悠真もまた、微睡みの中に落ちていった。
あれから、幾度となく季節は巡り、何年もの月日が流れた。ひよりと悠真は、高校を卒業し、それぞれ違う大学へと進学したけれど、離れることはなかった。週末には必ず会い、横浜の街を歩いたり、悠真の家で一緒に食事を作ったりと、ごく当たり前の日常を過ごした。それでも、ひよりの隣にいるだけで、悠真の心は満たされていった。 ひよりは、大学で児童心理学を専攻している。小さい頃から子供が好きで、いつか傷ついた子供たちの心を癒やしたいと、目を輝かせながら話していた。彼女の優しさと、あの時の経験が、きっと誰かの役に立つはずだ。悠真は、建築の道を志し、現在は設計事務所で日々奮闘している。いつか、ひよりと暮らすための家を、この手で建てたいと、密かに夢見ている。 あの時、ひよりが負った心の傷は、もう完全に癒えている。時々、彼女のふとした仕草や言葉の端々に、過去を乗り越えた確かな強さが見え隠れする。以前は、少しのことで不安そうに悠真の服の裾を掴んでいたひよりが、今では堂々と悠真の腕に手を絡め、真っ直ぐ前を見て歩いている。その姿を見るたびに、悠真は胸の奥が温かくなるのを感じる。 二人の関係は、ただの恋愛だけではない。どんなことでも打ち明けられる親友であり、互いを支え合う家族のような存在だ。疲れて帰ってきた悠真の顔を見るなり、ひよりは何も言わずに温かい紅茶を入れてくれたり、他愛ない話で笑わせてくれたりする。悠真も、ひよりが悩んでいる時には、彼女の言葉にじっと耳を傾け、時には黙って隣に座り続ける。 冬のある日、いつものように横浜の丘で夜景を眺めていた。凍えるような風が吹いていたが、ひよりの隣にいれば、そんな寒さも気にならなかった。ひよりは、悠真の肩に頭を預けて、小さく呟いた。「悠真くんといると、どんなことでも乗り越えられる気がするよ。これからも、ずっと一緒だね」 彼女の言葉に、悠真はそっと頷いた。夜景の中に、二人の未来が重なって見えた気がした。煌めく街の光は、まるで彼らの歩んできた道のり、そしてこれから紡いでいく日々を祝福しているかのようだった。 彼らの人生には、これからもたくさんの困難が待ち受けているかもしれない。しかし、もう恐れることはない。なぜなら、悠真にはひよりが、ひよりには悠真
「んんっ……や、悠真くん……苦しい……でも、もっと……」 ひよりの喘ぎが、キスの中から漏れ出る。悠真は、スカートの中でひよりのパンツに触れた。薄い生地越しでも、ひよりの割れ目が既に濡れているのがわかる。悠真の指が、その潤んだ部分をゆっくりと撫でると、ひよりの体が大きく震えた。「ぁ……っ……悠真、そんな、だめだよ……誰か、来るかも……」 ひよりの声は、懇願にも似ていたが、その瞳は、悠真の次なる行動を求めていた。悠真は、パンツのサイドに指をかけ、ゆっくりとずらしていく。ひよりの白い肌と、熱を帯びて開き始めた割れ目が、薄暗い音楽室の光の中に現れる。その中心は、既に大量の蜜で濡れ光り、妖しい輝きを放っていた。 悠真の熱を帯びた分身が、ひよりの太ももに触れる。ひよりは、息を呑み、悠真の肩に顔を埋めた。その鼓動が、悠真の胸に直接響いてくる。悠真は、その潤みに誘われるように、ゆっくりと、しかし確実に、ひよりの奥へと侵入した。「ひゃあっ……!んっ、んんんっ……ひっ、やだ、そんなに……!」 ひよりの体が、電流が走ったかのように大きく震え、その嬌声が音楽室に響き渡りそうになるのを、ひよりは必死に唇を噛んで堪えた。彼女の甘く、濡れた内部が、悠真の分身をきつく締め付け、その快感は全身を貫いた。悠真は、ひよりの腰を支えながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。硬いピアノの上で、肌が擦れ合う甘い音と、ひよりの抑えきれない嬌声だけが、二人の世界を満たした。「ふぅっ……悠真くん……もっと……深く、お願い……!」 ひよりは、頭を後ろに反らし、熱に潤んだ瞳で天井を見つめた。汗が、こめかみを伝って流れ落ちる。悠真は、ひよりの細い首筋に顔を埋め、その肌の塩辛さと、彼女
ひよりは、荒い呼吸を繰り返しながら、悠真の胸に顔を埋めた。その体は熱く、しっとりと汗ばんでいた。悠真は、愛おしそうにひよりの背中を撫で、その柔らかな髪にキスを落とす。部屋には、二人の甘い残り香と、乱れた呼吸だけが漂っていた。 しばらくして、ひよりがゆっくりと顔を上げた。その瞳はまだ潤んでいたが、どこか満足げな光を宿している。「悠真くん……ありがとう……すごく、気持ち良かった……」 ひよりは、そう言って微笑むと、悠真の唇にそっとキスをした。そのキスは、感謝と、そして深い愛情に満ちていた。悠真は、ひよりの体を優しく抱きしめ直す。彼女の温もりと、穏やかな呼吸が、悠真の心を深く癒やしていく。 悠真の分身は、まだ熱く脈打っていた。ひよりの蜜をたっぷり吸った先端が、疼くように彼女の体に触れる。ひよりもそれに気づいたのか、体を擦り寄せてきた。「悠真くん……まだ、終わりじゃないよね……?」 ひよりが、少しだけ潤んだ瞳で上目遣いに尋ねた。その声は、甘く、そして誘うようだった。悠真の理性は、もう限界だった。彼は、ひよりの体を優しく横向きにし、自分もその背後に回り込む。ひよりの柔らかな臀部が、悠真の腰にぴったりと密着した。「ひより……準備はいいか?」 悠真が耳元で囁くと、ひよりは小さく頷いた。その短い返事に、悠真の体は熱く燃え上がった。ゆっくりと、しかし確実に、悠真の分身がひよりの割れ目に吸い込まれていく。蜜で濡れたひよりの内部は、驚くほど滑らかで、それでいて熱く、悠真の分身をきつく締め付けた。「んんっ……あぁ……っ! う、うそ……こんなに……」 ひよりの体が、快感に震え、小さな嬌声が漏れる。悠真は、ひよりの腰を両手で掴み、ゆっくりと腰を動かし始めた。ひよりの背中に体を密着させ、その柔らかな曲線を感じながら、深く突き進む。肌が擦れ合う甘い音と、ひよ
二人の間には、言葉以上の確かな繋がりがあった。互いの体温、呼吸、そして心臓の音。全てが混じり合い、二人だけの世界を創り上げていく。穏やかな愛のエロティシズムが、部屋全体に満ちていた。悠真は、ひよりの肌の感触を全身で感じながら、俺の彼女だし、こんな風に触れるのは、俺だけという優越感に浸っていた。これからも、この温かくて優しい関係が、ずっと続いていくのだと、悠真は確信していた。♢愛撫と性交の夜 悠真の指が、ひよりの部屋着の裾から滑り込み、柔らかな太ももの肌をゆっくりと撫で上げた。ひよりの肌は、熱を帯びて微かに湿っている。指が付け根に近づくと、ひよりの体がビクッと小さく跳ねた。その反応が、悠真の心臓をドキドキと高鳴らせる。「んっ……!」 ひよりは、堪えきれないように声を漏らし、恥ずかしさのあまり、両手で悠真の頬を挟んで顔を覆った。その指先は熱く、少し震えている。覗き込むと、ひよりの瞳は潤んで、どこか訴えかけるような色を帯びていた。その仕草が、悠真にはたまらなく愛おしかった。「可愛いひより……俺だけに見せてくれるんだろ?」 悠真が囁くと、ひよりは顔を覆ったまま、小さく唇を尖らせた。そして、意を決したように、少しだけ身を乗り出し、潤んだ瞳で悠真を見つめた。「これは、昼間のお礼ね……」 そう囁くと、ひよりは大胆にも悠真の部屋着の裾をまさぐり上げた。悠真が息を呑む間もなく、ひよりは彼の太ももの付け根に顔を埋めた。温かく湿った感触が、悠真の肌をじわりと濡らす。ひよりの舌が、遠慮がちに、しかし確実に彼の肌を這い始めた。今まで経験したことのない刺激に、悠真の体は強張り、ゾクゾクとした快感が全身を駆け巡る。「ひより……っ、お前……」 抑えきれない声が、悠真の喉から漏れた。ひよりは顔を上げると、いたずらっぽく微笑んだ。そして、再び彼の太ももの付け根に顔を埋め、今度は躊躇なく、熱い舌でゆっくりと舐り上げた。悠真の心臓は激しく脈打ち、全身の血が沸騰していくような感覚に襲われる。
ひよりは、慣れない手つきで悠真の息子を愛撫し始めた。舌が柔らかく絡みつき、温かい唾液が滑らかにその肌を包む。ひよりの小さな喉が、ゴクリと鳴るたびに、悠真の快感は頂点へと押し上げられていく。空き教室の静寂の中に、ひよりの甘い啜り上げるような音と、悠真の荒い息遣いが響き渡った。彼女の髪が、悠真の太ももに触れるたびに、柔らかな感触が彼の肌をくすぐり、興奮を増幅させた。 やがて、悠真の体が大きく震え、ひよりの口の中に熱い蜜がほとばしった。ひよりは、むせることなく全てを飲み込むと、潤んだ瞳で悠真を見上げた。その目には、少しの戸惑いと、それ以上の満足感が満ちていた。「ねぇ、悠真くん。後ろから挿れるの、この前、すっごく気持ち良かったから……また、お願いしてもいい?」 ひよりが、潤んだ瞳で上目遣いに尋ねると、悠真は興奮を抑えきれず、ゴクリと唾を飲み込んだ。「ひよりが、そうしてくれるなら……」 悠真が震える声で言うと、ひよりは小さく、恥ずかしそうに頷いた。その可愛らしい仕草に、悠真の胸は再び高鳴る。♢甘い密会の夜 別の日、ひよりは悠真の家に泊まりに来ていた。夕食を終え、二人はリビングで寛いでいた。ひよりが「ちょっと着替えてくるね」と言って、悠真の部屋の隣にある客間へと入っていく。悠真はソファに座りながらも、自然と客間のドアに視線を向けていた。開け放たれたドアの隙間から、ひよりの華奢な背中が見え隠れする。その白い肌を見た途端、悠真の心臓はドクンと大きく脈打った。 悠真は誘惑に抗えず、ゆっくりとソファから立ち上がった。足音を立てないよう、忍び足で客間へと近づく。ドアの隙間から覗き込むと、ひよりが制服を脱ぎ終え、可愛らしい部屋着に手を伸ばしているところだった。薄手のキャミソールが、彼女の柔らかな肌に吸い付くように揺れる。ああ、俺の彼女だし、こんな姿、見放題なんだよな……。心の中で優越感に浸りながら、悠真は一歩、また一歩とドアに近づいた。その瞬間、ひよりがふと視線を感じたのか、こちらを振り返った。「悠真くんっ!ちょ、ちょっと!何見てるのよぉ!」
「んっ……ふ、深いよ……悠真くん……」 ひよりの声は、甘く、そして苦しげな快感に満ちていた。彼女は、前屈みになり、その白い腕で体を支える。悠真は、彼女の腰を掴み、そのリズムに合わせて、深く、激しく突き進んだ。彼の視界には、上下するひよりの柔らかな臀部と、その間に見える愛おしい割れ目。悠真は、ひよりの背中を愛おしそうに撫で、その肌の滑らかさを堪能する。二人の呼吸が乱れ、汗が肌を伝う。それは、彼らが今、一つになっていることの証だった。「ひより……愛してる……」 悠真の囁きが、ひよりの心に深く染み渡る。彼女の口から漏れる喘ぎは、次第に甘く、熱を帯びていった。「んんんっ……あぁっ……悠真くん……私も……愛してる……!」 ひよりは、顔を悠真の方へ向け、その潤んだ瞳で彼を真っ直ぐに見つめた。そこには、純粋な愛と、満たされる喜びが溢れていた。 やがて、二人の快感は最高潮に達し、同時に甘い叫び声を上げた。ひよりは、悠真の腕の中でぐったりと体を預け、その白い肌は、情事の熱で美しく染まっていた。狭い空間に充満する、二人の汗と甘い匂いが、情事の余韻を物語っていた。♢空き教室の秘密 ひよりと悠真の関係が公になってからも、二人の甘い時間は変わらず続いていた。学校での休み時間はもちろん、放課後になれば、人気のない場所を探しては、互いの体温を確かめ合うように寄り添い合った。特に、体育の授業があった日は、いつも以上に二人の距離が近くなる。汗でしっとりとしたひよりの体操着姿は、悠真の視線を釘付けにした。体に吸い付くようなブルマの生地が、彼女の丸みを帯びた臀部を強調し、悠真の胸は高鳴るばかりだった。 昼休み、体育館の裏手で友人たちと話していると、近くを通りかかった男子生徒たちの会話が、悠真の耳に飛び込んできた。「ひよりちゃん、可愛いよな。体操着姿、やべ







